MMD研究所が2021年7月30日に「2021年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を公開しました。本記事ではその内容を紹介していきます。
スマートフォン非接触決済とは
引用 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1977.html
2010年頃からスマートフォンで決済ができるサービスが登場し始めました。
その中でも主流なのが、QR決済と非接触決済です。
QR決済は、専用のアプリの画面を決済時に表示させる方法であるのに対し、非接触決済は、スマートフォンに搭載されているBluetoothやNFC(近距離無線通信)などを利用して、支払いを済ます方法です。
そのため、スマートフォンをかざすだけで決済が完了するためよりスピーディーに支払いを済ますことが可能になります。
また、店員との接触無しで決済ができるので、感染症対策のために利用している人もいるのではないでしょうか。
非接触決済サービスの一つである「モバイルSuica」は、改札でも利用ができるので、わざわざ定期券などを持ち歩く必要がなくなるため便利です。
非接触決済の支払い方法として、銀行口座やクレジットカードと連携させる方法や、あらかじめスマートフォンにチャージしておいた金額から支払う方法があるため、学生から社会人まで幅広く利用できます。
しかし、21年の利用動向調査によると、非接触決済を認知している人の割合は、81.5%もいるにもかかわらず、利用している人の割合は、8.8%と低めの結果になりました。
理由の一つとして、QR決済にはポイント還元などの様々なサービスがありますが、非接触決済にはそのようなサービスが充実していないことが挙げられます。
これからどのようなサービスを展開していくかが非接触決済の課題になるでしょう。
おすすめの非接触決済サービス
引用 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1977.html
21年の利用動向調査によると、最も利用されている非接触決済サービスは「iD」次いで「モバイルSuica」「楽天Edy」でした。
iDとは、ドコモと三井住友カードが提携しているサービスで、支払い方法の選択肢が多いことや、利用可能な店舗が多いことが人気の理由です。
iDの支払い方法には、あらかじめチャージをした金額から支払う「プリペイド型」、紐付けしているクレジットカードから支払う「ポストペイ型」、利用と同時にデビットカードから支払う「デビット型」の3種類の支払い方法があるため、自分にあった利用方法を選べます。
モバイルSuicaは、コンビニ等だけでなく、駅やバスなどの公共機関でも利用できるのが特徴です。
Suicaといえば、東日本限定と思われる人も多いですが、西日本でも問題なく利用することができます。
楽天Edyは、Edy機能付きのカードを紐付けておくことで、設定した残高を下回ると自動的にチャージされる機能や、楽天ポイントがお得に貯まるなどのサービスがあります。
そのため、利用動向調査では、利用検討している非接触決済サービスの1位を獲得しており、今後注目の非接触決済サービスと言えるでしょう。
非接触決済は、利用しにくいイメージがある人もいるかもしれませんが、利用してみると、素早く支払いができるので便利なサービスです。
この機会に始めてみてはいかがでしょうか。