総務省の「携帯電話ポータルサイト」が正式オープン(後編)

2021年4月2日に正式オープンした、総務省の「携帯電話ポータルサイト」。こちらの記事では前編に続いて、同サイトのさらなる見どころをご紹介していきます。

総務省「携帯電話ポータルサイト(正式版)」

前編記事はコチラでチェック!

総務省の「携帯電話ポータルサイト」が正式オープン(前編)

 

見どころ(3) 中古スマートフォンを買う際のポイント

携帯会社のサイトなどでなかなか見られない情報として、中古端末を購入する場合の注意点をまとめた「Q5 中古端末も検討してみる?」があります。こちらのコーナーでは、中古スマートフォンの購入方法から、購入/売却にあたっての注意点までが紹介されています。

 

前の所有者がスマートフォン本体の支払いを済ませていないといった事情でネットワーク利用制限がかかってしまっている「赤ロム」の存在や、うっかり見落としがちなSIMカードのサイズの違いなど、中古スマートフォンを使う際の注意もしっかり紹介されています。

またコーナー内には安心安全な中古端末の流通を目的に設立された一般社団法人「RMJ(リユースモバイル・ジャパン)の紹介もあります。こちらも、より多くの人が安価にスマートフォンを利用できる環境を作ることが目的の、同サイトならではといえるでしょう。

 

見どころ(4) MVNOについての説明もばっちり

NTTドコモの「ahamo」やauの「povo」の登場に合わせて、多彩な料金プランが登場し始めたMVNO(仮想移動体通信事業者)についても、「Q6 格安スマホ/格安SIMってなに?」のコーナーでしっかりと説明が行われています。

こちらでは、MVNOサービスが大手携帯会社(MNO)のネットワークを利用したサービスであることをはじめ、その仕組みからサービスの特徴、メリット、デメリットなどをわかりやすく紹介。自分に必要なサービスを理解したうえで利用することが勧められています。

 

個々のサービスやアプリ対応などは自分でチェックを

大手携帯会社から代表的なMVNOサービスまで、実際の企業や市場動向から得られたデータを使ってわかりやすく通信サービスの選び方が紹介された「携帯電話ポータルサイト」。

乗り換え時に出てくる疑問について答えるコーナーなどもあり、通信プランの見直しやサービスの乗り換えを検討するときにひと通り目を通しておくと、とても参考になります。「年配の両親からスマートフォンのプランの見直しを相談された」といったときに、一読を勧めるのもよさそうです。

ただし、このサイトで説明されているのはあくまでも「なるべく安価に、自分に合った通信サービスを選ぶための基礎知識」です。それぞれの事業者が提供している個々のサービスやプランの詳細な違い、対応アプリなどを含む実際の使い勝手といった部分まではカバーされていません。

ですから、まずはこのサイトで自分に必要なプランを選ぶためのポイントを知り、それをもとに当ブログのような情報系サイトや、各事業者の公式サイトを合わせてチェックすることが、賢い通信サービス選びの近道といえるでしょう。