格安SIMの逆襲始まる

大手キャリアに対抗した20GBプラン

NTTドコモは「ahamo」、auは「povo」、SoftBankは「LINEMO」と三大キャリアが続々と低価格プランを発表。さらに楽天モバイルが月1GB以下は無料といった段階制プランに切り替え、auのサブブランドであるUQ mobileやSoftBankのサブブランドのY!mobileも値下げを行い、格安SIMのほうが高い状態となる急転直下の変化のなか、格安SIM業者の多くがしばらくは蚊帳の外状態でした。

しかしようやく大手の対抗する料金プランを発表し、通話かけ放題付き、データ専用、映像配信のカウントフリーなど、格安SIMならではのサービスが増えてきています。

老舗MVNO(仮想移動体通信事業者)の日本通信は、NTTドコモが「ahamo」を発表したその翌日というスピードで20GB1,980円(税別)の「合理的20GBプラン」を発表。2021年に入ると、mineoやIIJmio、BIGLOBEモバイルなどMVNO大手が次々に料金プランを改定してきています。特に最初は20GBのahamoに対抗したプランが多く発表されました。

注目すべきは、通話かけ放題等のオプションなしで月70分の無料通話がつきながら日本通信とHIS mobileが最安値を実現しているところです。他社もオプション(有料)でかけ放題プランを提供していますが、専用アプリ通話を利用したものになります。

※特定の条件を満たすことで得られる特典やキャンペーンは加味していない金額です。

 

とにかく安くしたい人向けのプラン

20GBまでデータ通信は使わないので、とにかく料金を安くしたいという人向けのプランも続々と登場しています。

家がWi-Fi環境になっており、メールやLINEの連絡程度という人であれば月1GB以内のプランでも容量を超えることはないかもしれません。この場合は、1年間無料キャンペーン終了後も1GB以内であれば0円の楽天モバイルで決まりです。

SNSやアプリを通勤通学中に使うといった人は5GB前後のプランで比較・検討するといいでしょう。

例えば、UQ mobileは3GBで月1,628円の「くりこしプランS」を出していますが、IIJmioは8GBで月1,672円というプランを出しています。3GBでは少し心配という人には、容量・価格ともに魅力的なプランです。

また、Y!mobileは3GB月2,178円ですが、2回線目以降は990円と家族向けの新サービスの提供を開始しましたが、楽天モバイルは1GBまでなら無料、3GBまでは1,078円と、2人で考えた場合は楽天モバイルのほうが安くなります。

BIGLOBEモバイルでは、月額308円でYouTubeやSpotify、amazon musicといったエンタメ系のサービスの通信量がノーカウントになるオプションも準備しています。

■20GB未満のプラン

※特定の条件を満たすことで得られる特典やキャンペーンは加味していない金額です。