いち早く新料金を発表したmineoの「マイピタ」

「マイピタ」でちょうどよく、わかりやすい新料金に

関西電力グループのオプテージが提供しているMVNOのmineo(マイネオ)は、大手携帯会社が新プランを出すのに先駆けて新プラン「マイピタ」の提供を開始して注目を集めました。ここではすっきりとした料金体系になったこちらの新プランを詳しく確認します。(文中の価格はすべて税込)

 

mineoは、使う回線をNTTドコモ、au、SoftBankの3つの大手携帯会社から選べるMVNOでしたが、以前の料金プランでは選んだ回線によって利用料が違うなど、利用者にはちょっとわかりにくい部分がありました。新プランの「マイピタ」では、7種類あったデータ容量プランを1GB、5GB、10GB、20GBの4つにまとめ、低価格化かつ利用回線ごとの利用料の差をなくしたのが大きなポイントです。

mineo公式サイトより)

音声通話対応SIMを利用する「デュアルタイプ」は、月額1,298円の1GBプラン、1,518円の5GBプラン、1,958円の10GBプラン、2,178円の20Gプランの4種類のプランに。旧料金プランから利用料も値下げされ、例えばSoftBank回線利用者の10GBプランを新旧で比較すると約2,000円安くなっています。

データ通信SIMプランである「シングルタイプ」でも同様に値下げが行われています。最大容量の20GBプランはデュアルタイプ、シングルタイプともに十分安価といえる料金で、オプションなどの利用を考慮すれば乗り換えの候補に入るでしょう。

mineo公式サイトより)

新旧のプランでデータ利用量の区切りが異なっているため、上の容量のプランに切り替えた場合はごく一部の組み合わせで月額が高くなる場合もありますが、基本的には新プランに乗り換えたほうがお得なことが多いです。すでにmineoを利用している人は、公式サイトでプランを切り替えるべきかどうかが一目でわかる早見表があるので、そちらで確認してみましょう。

mineo公式サイトより)

利用料金以外の仕様では、月内に使い切れなかったデータ容量は翌月への繰り越しに対応。パソコンなどをつないでネットにアクセスするテザリングも無料で使用できます。

 

お得な音声通話や余ったデータ容量を活用できるオプションも

通話の際は、通話料金が10円/30秒になる無料の専用アプリ「mineoでんわ」を使って行うのが基本となります。このアプリを使用し、月額935円で10分以内の国内通話料が0円になる「mineoでんわ10分かけ放題」がオプション利用できるほか、専用アプリ不要の定額オプションでは月額924円で毎月30分の通話ができる「通話定額30」、60分通話できる「通話定額60」(月額1,848円)があり、選んで使うことができます。加えて、有料(月額110円)の通話用アプリ「LaLa Call」を使うと、「LaLa Call」利用者同士の通話は無料、それ以外の場合も通話料が8.8円/30秒(携帯電話にかける場合)になる連携型のサービスにも対応しています。

ほかにも、独自のパケットサービスとして、全国のユーザーが余ったデータ量をシェアし合える「フリータンク」や、回線が混雑しやすい平日のお昼にパケット利用を控える宣言を行ったユーザーに、達成できた回数に応じて特典をプレゼントする「ゆずるね。」などの無料オプションもmineoならでは。全国のユーザー同士のゆるやかにつながるコミュニティが、サービスの一環として存在するのは、大きな特徴といえます。