20GBプランで最有力? HISモバイルの「格安弐拾プラン」とは

大手キャリアの格安新プラン概要

2021年3月、大手キャリアの格安新プランのサービスが開始されました。

データ容量20GBで月額3,000円程度と、従来の格安SIMよりも低価格のプランが登場したことで、スマホ料金の勢力図が大きく変わっています。

※1価格は全て税込みです ※ 2特定の条件を満たすことで得られる特典やキャンペーンは加味していません

それぞれの特色を見ると、月額が他2社に比べ約200円高いNTTドコモの「ahamo」は1回あたり5分間の通話かけ放題がセットされているため、短い電話を多く使用する場合はむしろ安くなるプランとなっています。

auの「povo」ではデータ容量を超過した場合に通常の「1GB追加」だけではなく、「24時間使い放題220円」のオプションが使用できるという利点があります。

SoftBankの「LINEMO」の最大の特徴はLINEのトーク・音声通話・ビデオ通話はデータ消費がゼロであるという点で、LINEのヘビーユーザーには嬉しいメリットです。

 

HISモバイル「格安弐拾プラン」とは?

上記のような“値下げ競争”が起きた背景には、菅政権が携帯電話料金の値下げを重要政策に掲げていることがあります。

加えて、格安SIMに乗り換えるユーザーが増加傾向にあったことから、これ以上の流出を防ぐための戦略という面もあります。

こうした動きに対し、格安SIM事業者(MVNO)も続々と新プランを発表しています。

中でも、20GBプランにおいて利用料金と使い勝手でリードしていると考えられるのが、NTTドコモの回線を利用するHISモバイルの「格安弐拾プラン」です。

このプランは、データ容量20GBで月額2,178円(税込)となっており、大手キャリア3社の20GBプランと比べて、550~792円安くなっています。

※1価格は全て税込みです ※ 2特定の条件を満たすことで得られる特典やキャンペーンは加味していません

月額2,178円は、MVNOの中でもIIJmioの2,068 円に次いでmineoと同価格の最安値クラスであり、AEON MOBILEの2,398円、J:COM MOBILEの2,728円などよりも低価格に設定されています。

さらに特筆すべきは通話料の安さで、月70分まで無料通話を利用することができます。「ahamo」では1回あたり5分まで無料ですが、こちらは1回あたりの制限時間がないため、5分を超える通話を行うことが多い方には大きなメリットです。IIJmioや楽天モバイルのような専用アプリが不要で、標準の電話が無料の対象になっているため利便性がよく、70分を超過した場合の通話料金も大手キャリア3社の半額です。

また、データ容量超過後の容量追加料金も大手キャリア3社の半額となっています(合計30GB限度)。

なお、大手キャリア3社のプランでは事務手数料がかかりませんが、「格安弐拾プラン」では初期手数料として3,300円がかかる点には注意が必要です。とはいえ、月額2,178円ということを考えれば、すぐに元は取れると思います。

最低利用期間や解約金は設定されていません。

 

各事業者から様々な格安プランが出されていますが、「20GB」のプランでは、HISモバイルは有力な選択肢といえるのではないでしょうか。