使うデータ量で選べるきめ細かなプラン設定
大手スーパーのイオングループが提供するMVNOサービスの「イオンモバイル」では、2021年4月から新プランの提供がスタートしました。全国にある200店舗以上のイオンで契約が行え、使うデータ量に合わせたきめ細かなプランが特長のこちらの新プランをチェックしてみましょう。（文中の価格はすべて税込）
（イオンモバイル公式サイトより）
イオンモバイルの音声通話SIM用プランには、月あたりのデータ通信量が0.5GB～10GBまで11種類から選べる「さいてきプラン」と、12GBから50GBまで6種類から選べる「さいてきプラン MORIMORI」があります。他社MVNOが使用データ量を絞り込んでシンプルなプランを提供するのとは逆に、選択肢を増やすことでムダなく自分にあったプランを選べるのが特徴といえます。
「さいてきプラン」の月額利用料は、MVNO利用者のボリュームゾーンといわれる月あたり3GBを使えるプランで1,298円。基本的に1GB～10GBまでのプランは使用データ量が1GB増えると月額110円ずつ増えると考えてOKです。毎月の容量変更が何度でも無料で行えるため、ギガが足りなくなったら容量変更を行って、1GBあたり110円で追加データを買う感覚で利用できます。
（イオンモバイル公式サイトより）
音声通話SIMプラン以外では、データ通信専用のデータプランと、最大5回線までデータ通信量をシェアできるシェア音声プランがあります。こちらも「さいてきプラン」「さいてきプラン MORIMORI」のコースがありデータプランは最低1GB／月額528円から、シェア音声プランは最低4GB／月額1,738円から使える容量に応じてプランを選べます。データプランは他サービスと比較しても上位の安さで、データ通信のみを利用したいときは検討する価値ありです。
一方、シェア音声プランは2枚目以降のSIMカードで音声通話を使う場合月額440円、SMS機能を使う場合月額154円がそれぞれのSIMカードごとに必要です。また4枚目、5枚目のカードを利用する際も追加で月額220円が必要になるため、4GBのシェア音声プランを家族4人が音声・SMS両対応SIMで使った場合、月3,740円かかる計算となります。1GBプランを4人で契約する場合よりはお得なので、利便性なども考慮して利用するのがよいでしょう。
（イオンモバイル公式サイトより）
他に注目しておきたい部分としては、使用回線はNTTドコモとauの2種類を同料金で選択可能。使い切れなかったデータは翌月に繰り越され、パソコンなどをつないでネットを利用するテザリングも無料で使えます。
シニアユーザーにうれしい「やさしいプラン」も
通話まわりでは、無料の専用アプリ「イオンでんわ」を使うことで、30秒あたり11円で通話ができます。
さらに「イオンでんわ」を利用した国内通話かけ放題オプションとして、「イオンでんわ5分かけ放題（月額550円）」と「イオンでんわ10分かけ放（月額935円）」が用意されています。
またもうひとつ、050IP電話サービスを使った月額1,078円の電話かけ放題サービス「050かけ放題」で国内24時間通話し放題にも対応。こちらはスマホの回線とは別に、050から始まる別の番号のIP電話を契約してスマホから利用可能にするというもので、専用の「050かけ放題アプリ」から通話を行います。IP電話の特性上、一部発信できない番号がある、待ち受け状態を維持するのにアプリを常時起動しておく必要があるなどの注意点はありますが、長い時間通話をする人は一考の価値ありでしょう。
（イオンモバイル公式サイトより）
また、60歳以上の利用者に向けた、より低価格の専用プランとして「やさしいプラン」が存在するのもイオンモバイルのポイントです。このプランでは、下り通信時の最大通信速度が500kbpsにおさえられる代わりに、月額の利用料が200円ほど安く設定されているというもの。プランは、0.2GB上限の「やさしいプランmini.」（月額968円）から、3GB・6GB・8GBの「やさしいプランS.M.L.」（月額1,078円～1,628円）の4種類とシンプルな構成。同プラン専用の追加オプションには「やさしい10分かけ放題」があり、通常の10分かけ放題オプションの価格で、本来月額330円が必要な「イオンスマホ電話サポート」がセットになっています。
（イオンモバイル公式サイトより）
加えてイオンモバイルでは、全国のイオン店舗でもサービスやプランについての質問、アフターサポートを受け付けており、買い物のついでにすぐスマホの相談もできるという身近さが大きなポイントとなっています。初めてスマホを使うといった年配の方にも安心のMVNOといえるでしょう。
