アプリ通話の落とし穴

アプリ通話のデメリット

格安SIMプランでは「通話料が通常の半額もしくはゼロ」がうたわれているものが多くあります。

通話料の安さは専用のアプリを使うため。アプリ通話には通常の通話と比べて料金が掛らないメリットもありますが、一方でデメリットもあります。

アプリ通話を使うに当たり、注意しなくてはならない点は、主に以下が挙げられます。

・専用アプリを通して電話を行う必要がある
・思いもよらない電話代が請求される場合がある
・フリーダイヤルが使えない

Rakuten link(楽天モバイル)やみおふぉんダイアル(IIJmio)など各社の専用アプリは、スマホにダウンロードをして利用登録を行うことで、あとは通常と同じように電話をすることができます。これらは相手が同じアプリを利用していなくても、使用することができます。

なお、LINEやSkypeなどの無料通話アプリは、同じアプリユーザー同士が無料で通話できるというもので、Rakuten linkなどとは仕組みが異なります。

専用アプリをダウンロードしていても、それを使わずに標準の通話アプリを使用した場合は格安料金が適用されず、思いもよらない電話代が請求されてしまうということがあります。

例えばアプリからログアウトした状態で着信した場合は標準アプリに履歴が残るため、そのまま標準アプリの履歴から折り返した場合は通話料金がかかってしまいます。

それを知らずに、通話無料と思っていたのに数千円の通話料を請求されてしまった人もいるようです。

また、「110番」などフリーダイヤルに通話することができない点も注意が必要です。

(フリーダイヤルを使う場合は標準の通話アプリを使用します)

 

格安SIMの通話プラン

格安SIM各社の通話料やかけ放題プランについて表にまとめました。

各社アプリを使用したかけ放題プランを充実させていることがよくわかります。

専用アプリのデメリットが気になるという方は、通常の通話が充実しているプランを選ぶとよいでしょう。例えば、かけ放題プランが手頃なJ:COMやHISモバイル。特にHISモバイルは専用アプリと同等の価格で通常の通話を利用できるのもメリットです。

電話アプリを利用する場合は、メリットとともにデメリットも踏まえた上で、後悔のないようにプラン選択をしましょう。