MMD研究所が2021年7月28日に「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を公開しました。本記事ではその内容を紹介していきます。
スマホ決済の普段使いは52.1%
2010年頃からサービスが開始されたスマホ決済ですが、本調査によると、普段からスマホ決済をしている人は、52.1%でした。
一番多い支払い方法は現金で、その次にクレジットカード決済、その次がスマホ決済という結果です。
引用 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1976.html
スマホ決済が主流になっているとは言い難い現状ですが、年々利用者は増えています。
その中でも、QR決済はポイント還元などの様々なサービスがあるため人気です。
QR決済とは、あらかじめQR決済のアプリをダウンロードしておき、支払い時に店員に見せることで、支払いが完了するシステムです。
銀行口座やクレジットカードと連携して直接支払いを済ませる方法と、アプリにATMなどからチャージした金額で支払いをする方法があり、学生から社会人まで幅広く利用することができます。
QR決済のメリットは、ポイント還元等がある他に、店舗側も利用者側も支払いをスマートに済ませられることや、利用者同士で送金ができることが挙げられるでしょう。
しかし、本調査によると、QR決済を認知している人は、94.2%もいるにもかかわらず、普段遣いしている人は、35.3%のみということがわかりました。
引用https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1976.html
その理由として、まだQR決済に対応していない店舗が多いことや、セキュリティ面での不安等が挙げられます。
それらの課題を克服していくことがこれからのポイントになるでしょう。
自分にあったQR決済サービスを選ぼう
最も利用者が多いQR決済サービスは「PayPay」でした。
PayPayの利用者割合は、46.1%と他社に圧倒的な差を見せつけました。
PayPayの魅力は、対応している店舗が多く、期間限定でポイント還元キャンペーンを行うなどサービスが充実していることです。
引用https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1976.html
その他のQR決済サービスでも、それぞれの魅力があります。
d払いでは、ドコモユーザーなら、溜まったポイントを携帯料金に支払うことが可能になります。
楽天市場をよく使う人なら、楽天ペイを使うと楽天ポイントが高還元率で帰ってきます。
また、2019年より、「JPQR」という各社のQR決済サービスを統一したサービスも登場しました。
JPQRを使うことにより、より多くの店舗で、よりスピーディに支払いを済ますことが可能になりました。
しかし、まだ普及段階のため、使えるエリアが限られているので、これからのエリア拡大に期待しましょう。
時代の流れとともに多様化している支払い方法。
一度、自分にあった決済方法を見直してみてはいかがでしょうか。